思い通りに自分を動かす!if(イフ)then(ゼン)ルールで習慣を身につける
イフゼンルールとは
イフゼンルールは習慣化のためのテクニックです。人の行動は状況と結びついていて無意識に行動していることが多いです。
例えば、「仕事が終わって家に帰ったら、おやつを食べる」「朝起きたら、顔を洗う」
などです。
このように人の行動は~のとき、~をする、といように状況と行動が結びついています。
イフ、は場所や状況
ゼンは、行動を表します。
自分では考えて動いているつもりでも「この場所で、この状況のとき」→「~をする」と無意識に動いているものなんです。
さっきの例で言うと
イフ、仕事が終わって家に帰る
ゼン、おやつを食べる
この無意識に行う行動が習慣と呼ばれるものです。
イフゼンルールを活用すると、悪い習慣をやめて、良い習慣を身につけるのに役立ちます。
では具体的な活用法をご紹介します。
イフゼンルールの使い方のポイント
状況場所→行動をセットで考える
習慣を作るとき失敗しがちなのが、「状況、場所」→「行動」
をセットで考えないことがあります。
~をする、と行動だけ決めてしまいがちです。
行動だけ決めてしまうといつ、どこで行動するのか決まっていないので
忘れてしまいます。行動するきっかけがないので続きません。
「状況、場所」を決めておくと、状況と場所がきっかけになって行動できます。
朝起きたら歯を磨くのは
「朝起きるという状況」→「歯を磨くという行動」
状況が行動のきっかけになっています。
まずはイフ(状況、場所)→ゼン(行動)は必ずセットで考える。
これがイフゼンルールを使いこなす一番大事なことです。
しない目標ではなく、する目標を立てる
ジャンクフードを食べない、ゲームをしないなど、悪い習慣を辞めたいとき「~をしない」という目標
を立てたことはないでしょうか?
この「~をしない」という目標はあまりよくありません。
人は考えないようにしようと思ったことを、よけいに考えてしまうという特徴があります。
例えば「ジャンクフードを食べない」という目標をたてたとします。
すると、目標を考えるたびに、ジャンクフードを意識してしまいます。
我慢するとき意志力を使ってしまうので、「ジャンクフードを食べない」という目標を意識するたび意志力を使い、最終的に意志力がなくなってジャンクフードを食べてしまう可能性が高いです。
一番の問題が目標にゴールがないということです。
ジャンクフードを食べたい→我慢→また、ジャンクフードを食べたい→我慢→またまた、ジャンクフードを食べ→我慢
と永遠に頭の中で我慢し続けることになります。これは非常につらいですよね。
そこで、「~しない」という目標を「~する」という目標に変えてみましょう。
「状況、場所」→「行動」をセットで考えることを忘れずに目標設定します。
「ジャンクフードを食べない」→「ジャンクフードを食べたくなったら、ヨーグルトを食べる」
これは、僕が実際に使っている目標ですが、ジャンクフードを食べたくなったら、砂糖不使用のヨーグルトを食べるようにしています。
こうすることで、
・ヨーグルトを食べて食欲が満たされる
・~しない目標はゴールがないが、~ヨーグルトを食べる目標なら食べたら終わり
このように~する目標に変えるだけで、目標が楽に達成できるようになります。
習慣にしたいことは近くに、辞めたいことは遠くに
習慣にしたいことは、できるだけ簡単に取り掛かれるようにして
辞めたいことは、遠ざけて、面倒にしましょう。
例えば、毎日読書を習慣にしたいなら、自分が座る場所に本を置く。
テレビを見るのをやめるなら、テレビを押し入れにしまう。
自分が座る場所に本があったら自然と読書するようになりますし、テレビが見たくなっても押し入れから出してコンセントをさしてと面倒なので我慢しやすくなります。
やりたいことは簡単に、辞めたいことは面倒にするだけでいい行動をしやすくなります。
これを意志力だけでやろうとしても難しいでしょう。
テレビが目の前にあって、リモコンが手元にある状態ではついテレビをつけてしまいがちです。
意志力が高いときは我慢できるかもしれませんが、人間の意志力は波があるので意志力が低くなっているときは我慢できません。
そこで、意志力を使わなくても我慢できる工夫が必要なんです。
「やりたいことは簡単に、辞めたいことは面倒に」これだけの工夫で目標が達成しやすくなります。
実際にイフゼンルールを活用する
さっき紹介した、ポイントを意識してイフゼンルールを使ってみましょう。
ポイントは
・「状況、場所」→「行動」はセットで考える
・しない目標ではなく、する目標をたてる
・やりたいことは簡単に、辞めたいことは面倒にする
これらを活用して目標をたててみましょう。
最後に僕が実際にイフゼンルールを使ってたてた目標を紹介します。
朝起きたら→顔を洗う、歯を磨く→ブログを書く
・お風呂に入っているとき→読書をする
・通勤のとき→オーディオブックを書く
・ご飯を食べているとき→勉強している動画を見る
こんなかんじで目標をたてて実行しています。
イフゼンルールを使ってたてた目標は3日坊主になることなく続けられています。
状況、場所がきっかけになって行動するので意志を使わなくても行動できるんですね。
非常に効果的なテクニックなので皆さんぜひイフゼンルールで目標をたててみてください。